マンションの共有部分に関して

マンションでよく、専有部分と共有部分というものを耳にしますが、簡単に言えばその号室を所有している持ち主のものが専有部分で、マンション全体で管理しているものが共有部分です。

専有部分は、登記上に正く記載されているものになりますが、一般的には

マンション入口のエントランス、ホール。各室に繋がる廊下。各階に繋がる階段、エレベーター、エレベーターホール。

設備的な事になりますが、電気室、機械室、パイプスペースは勿論ですが、パイプスペースには給湯器が納められていますが、見てみると配管や配線が存在してると思います。

その配管、配線は電気、ガス、水道、インターネットケーブル、テレビ受信設備用ケーブルなどの縦に上階・下階に繋がっていると思われるものは全て共有部分になります。

パイプスペースは大抵共有部分の廊下通路存在しますが、無い場合もあり、住戸の壁部分に縦に仕込まれている配線、配管も存在していますが、それらも共有部分となります。

またマンション全体の景観と見えるもので玄関扉の外見、窓、ベランダ、テラスに関しても、共有部分となっています。

よくベランダやバルコニー、ポーチや窓、玄関扉に関しては専有部分と勘違いされがちですが、専有部分ではなく専有使用権が与えられた共有部分となりますので、勝手に設備変更する事は出来ません。

住戸内のコンクリートで作られた天井、壁に関しても共有部分となり、勝手に設備変更する事は出来ません。

玄関扉は共有部分で、専有使用権は認められていますが、扉の内側は専有部分となります。また玄関に付属の鍵も専有部分となり、これらは塗装、鍵のシリンダーの交換は可能です。ただし、鍵の増設に関しては玄関扉の表面の加工も必要になりますので、勝手に設備変更する事は出来ません。