給湯器のよくある問い合わせ


マンションですと、給湯器が設置されているのは専用のボックスか、パイプシャフトと言い、ガス、水道、電気などの管路、パイプスペースとも言いますが、そういう場所に設置されている事も多く、占有部分ではなく、共有部分となります。

ベランダも共有部分に位置していますので、給湯器が故障した場合や、仕様変更を行う場合には、基本的に、既存の給湯器と同等の給湯器への取替しか管理組合で認められていないケースが普通です。

給湯器には、「オート」「フルオート」「給湯専用」などの種類がありますが、専門用語で「落とし込み」と呼ばれるものがあります。

「落とし込み」は、浴槽にお湯を貯める際に、蛇口をひねってお湯を落とす事が語源とされていまして、こういった形のものですが

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配管を見ると

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水を温めるためのガスを供給するガス接続口、電気を繋ぐ接続口、水道を供給する給水接続口、お湯を吐き出す給湯接続口があります。

最近のエコジョーズ対応ですと、専門的には日本語がややこしくなるのですが、ガスの火力で水を温めます。

そして、給湯口からお湯が出てくるわけですが、給湯器内には同時に温められた空気も存在し、排気口から追い出すようになっています。

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当然、排気口から出る空気は熱いものですが、その空気で水を温めてガスの使用量を抑えようというのがエコジョーズです。

空気中には水分が含まれており、ごく普通の給湯器だと、そのまま排気している熱い空気を利用するので、屋外に散乱するだけなのですが、熱い空気の熱を水に移動させるので、空気は冷やされその中の水分が結露として発生します。

化学的な話題になると非常に厄介なので割と端折りますが、空気中には8割程度の窒素が存在し、温める事で酸素と結合して一酸化窒素に変化します。

更に空気に触れる事で二酸化窒素に変化し、結露した水分に解けてしまいます。比較的強酸性なので酸性度合を戻して給湯器内部から排出しないとなりません。

そのために中和器水抜栓と、ドレン配管接続口が増えています。

 

話は長くなりましたが、ここでマンションの居室内に入って行くのは給湯口に繋がる給湯配管で、そこから浴室やキッチンに流れていきます。

 

いったい何が、よくある問い合わせ???

 

と、言いますと、この手の給湯器の場合は、そもそも給湯器から通じている配管は1本です。

 

自動お湯はりがしたい。

高温差し湯機能が欲しい。

追炊きしたい。

 

と、言われても、基本的には不可能です。

マンションの壁は、住んでおられる全員のものなので、頑丈でいて欲しいものです。

穴を開けて傷が付いてしまっては困るものです。

 

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これは風呂用にもう1本接続口のあるタイプです。

これなら、通常のお湯と、風呂用があるので、足し湯やお湯はりなら大丈夫です。

ただ、追炊きは出来ません。

 

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この図のように、ふろ往きとふろ戻りがあれば、お湯を循環させられるので、追炊きが可能となります。

 

うちは「落とし込み」やん!

お湯をはるんも、風呂を見張ってなあかんやん!

 

結果、そうなりますが、あくまでも、仕方ない事なのです。

 

ただ、給湯器にオートストップ機能があれば、見張っておく必要はありません。

給湯器側にバルブといい、勝手にお湯口を開閉してくれるものが付いていますので、必要量入れば止まる仕組みです。

お湯がはれたら、音か声で呼んでくれるので、蛇口を締めればおっけーです。

 

 

最後に「オート」と「フルオート」の違いは、あちこちでアナウンスされているので知っている方も多いでしょうが、「オート」はボタンひとつで自動お湯はり、自動保温までしてくれます。

自動足し湯、配管洗浄機能まで付いているのが「フルオート」です。